ブロ愚

日々徒然と妄想文

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ばっすい
「じゃあどういう話なんだか……先輩みたいなツンデレオカンタイプは下がふつーなんじゃないですか」
「そういう謎の語彙はどっから仕入れて来るんだ」
「大体!俺の方が体小さいのに先輩のなんて入るわけないし」
「ほー、オメーのは小さいのか」
「きゃーせくはらー」


――
漫画と違って以下省略。

9月に入っても何も無くて本当申し訳ない……。
何もしてないわけじゃないんですが色んなものをちょびっとずつ書いてるから
アップできるような一つの作品が中々出来上がらないんだ……。
というか明日締め切りだったり。明日か明後日あたり新刊情報サイトに載せます。
印刷所変えたので締め切りちょっと遅くなったけど
今月全体を考えると首を絞めてしかいないというね。
情報は速いとこ載せられるようにしますー。


↓続きからギリギリ載せられそうなもの・影時と荒垣さんほぼ(?)初エンカウント話。
影時の話やっぱ漫画じゃなくて小説にしようと思ってて、その話の一部です。






”別れの始まりは出会い・5月”



「腹ァいっぱいになったか?」
 食ってる間は邪魔しちゃいけねえと見ているだけだったが、食い終わって満足そうに顔を洗いだしたところで手を伸ばしてみる。野良猫のことだ、引っかかれてもおかしくはない。そう思っていたが、喉を鳴らしながら甘えてきた。
 飼い猫なんだろうかと思ったがまだ小さい。子猫と呼んでもいいくらいだ。この位から首輪もなしに室外飼いはしないだろう。野良だが人間への警戒心がまだ生まれてないって可能性も十分ある。親猫とはぐれたのか、あるいは捨てられたのか。
 無邪気にじゃれついてくる子猫と右手で遊んでいると、不意に足音が近づいてきた。足音は2、3歩離れたところで立ち止まり、以降沈黙を保つ。
 そいつには見覚えがあった。ほんの数日前に見た、特徴的な長い前髪が記憶に焼き付いていた。
「お前、アキの病室にいた……」
 言い切らない内に、ぴっと指先を突きつけられてどきりとする。無表情のその口が開いて何かを言おうとした、のだが。
「……?」
 無表情のまま、かくりと首を傾げる。何がしたいんだこいつ。
「名前」
「あ?」
「何」
 不審に思いながら俺のか、と訪ねると黙ったまま首肯する。
「荒垣だ」
「アラガキはどうしてここにいる」
 国語の教科書を棒読みで音読しているような喋り方だった。無論授業中でも何でもないため、違和感が凄まじい。
「どうしてって……」
 言いかけて、そいつの手にぶら下がる小さなレジ袋が目に入る。青髭ファーマシーのロゴが印刷されていた。もしかすると。
「お前も餌やりに来たのか」
 頷いてから、たのまれたと喋る。頼まれた、か。少し前から路地裏をふらふらしていたようだし、この猫を気にする人間は意外と多いのかもしれない。
「もう腹いっぱいだと思うぞ」
 袋から猫缶を取り出したそいつを制す。そいつは俺を見て、猫を見て、猫缶を見て、ようやく缶を袋に戻した。
「またくる」
「おい、待て」
 引き返すそいつを黙って見送っても良かったのだが、忠告しておいた方が後々の面倒は無さそうだ。
「ここはお前みたいな奴が来るところじゃねえ。もう来るな」
 今はまだ昼間と呼んでも差し支えない時間だから人影も少ないが、これ以上時間がたつとどんどん人が集まってくる。その中に馴染めるほど見慣れた顔なら制服でも構わないのだろうが、見覚えのない制服姿がぼんやりしていたら喜んで絡みに行く奴は恐らく多い。
 男にしては線の細い体に、そういう奴らを振り払える力があるとは思えない。確かアキが新人に異様に強い奴がいて、今そいつが現場リーダーをやってるって話をしていたが、少なくともこいつじゃないだろう。後ろで回復とかやってそうなタイプに見える。
「元気になってない」
 視線を辿ると毛繕いをしている子猫の姿。元気になってない、ってことは、餌をやらなくても平気になるまで来るつもりだったのか? そりゃ甲斐甲斐しいこった。
「俺が面倒見とく。お前はもう来るな」
「アラガキのねこ?」
「違ぇけど」
「そっか。またくる」
 あまりにも平然と言うものだから呆気に取られてしまった。そしてその俺がぽかんとしている間に、そいつは迷いのない足取りで路地裏から姿を消した。
「……来るなって」
 アキといいあいつといい、人の話を聞かない奴が多すぎる。そう思った。



――
4,5月は人間味薄い影時。


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