ブロ愚

日々徒然と妄想文

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水中庭園
書いたはいいけど激短・超意味不明なのでこっちに掲載。
続きから。
……拍手お礼用の文書くつもりだったのになぁ……




 例えるなら水の中の庭ですね、と笑いながらそいつは言った。
 とても綺麗な花が咲く庭。いつまでもそこに居たいと思うのに、頭の上まで水が満ちたその場所では息が出来ない。生きるためにそこを離れるか、その中で溺死するか。どちらにせよそこで生きていく、という選択肢は選べない、と。
 訳が解らないと呟くと、でしょうねと肯定される。
 蝉の声が聞こえる。じりじりと肌を焼く暑さの中で、それでも自分に寄り添って離れようとしないのは、そう遠くないうちに訪れる別れを知っているからなのだろうか。
 白い頬に手を添えて、じっと見てくる瞳を黙って見つめる。
 その瞳の色は、きっとこいつの望んだ――水に満ちた世界の色なのだろう。


「でもね、先輩」


「俺はそこで生きていけなくてもよかったんです」



「……あなたに、出会えるのなら」


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